ヤサワ・アイランド
視察レポート④

関取のようなガイドさん登場

ブルーラグーンケーブツアを楽しもう毎週火・金に催行しているオールインクルーシブプランの中に含まれているツアーです。視察で時間がない中アレンジをして頂いて楽しんで来ましたよ。ホテルからはスピードボートで飛ばして片道約30分くらい。ヤサワアイランド外れにそのブルーラグーンケーブはあります。途中ボートドライバーさんが美しい天然ビーチや岩山のギリギリの際をスリリングにかっ飛ばしていくので、爽快で楽しく移動が出来てしまいます。30分なんてあっという間ですね。

関取のようなビール腹のローカルの男女が乗り込んできます途中ブルーラグーンケーブを管理している村へ立ち寄って、ケーブの男性ガイドさんやお土産屋さんを出店する女性達をボートでピックアップするのですが、男性はビール腹の上に更に大鍋でもお中に入っているんでは!?っていうくらいドでかい腹の方々で身体もとてもビック。さらに関取のような女性達がワッサワッサとボートに乗り込んでくると、ボート後方が半分沈んでしまいます。ウァー面白くなってきました。

ブルーラグーンケーブからは既に賑やかな声が聞こえてきますよケーブのある島に上陸すると女性たちは島の小さなスペースにフィジーの民芸品やパレオ?などお土産店を即席で作ってしまいます。カラフルな沢山のパレオは洗濯物でも干しているかのような感じで、風に靡いてケーブの島が華やぎます。

一方で男性ガイドは我々とブルーラグーンケーブへと向かう準備をしています。サッ出発です。どんな世界が待っているんでしょう。期待大!・・・既に先客がいるようで賑やかに楽しんでいる声が聞こえてきますね。人1人が上り降り出来る位の暗く細い穴で頭上に気を付けて下っていくと開けた洞窟の世界が目の前に広がっています。

洞窟内の天然プールへドブーン

狭い入口の先には大きな天然プールが広がっています暗くて怖いという事は全くなく洞窟に太陽光が差し込んで来ているので、切り立った洞窟の岩肌もダイナミックにくっきり見えますよ。天井は結構高く上を見上げてしまう程に上の方まであります。奥行きはおおよそ50mくらいのスペースでそこに天然のプールがあります。陽射しは差し込んでいますがさすがに洞窟内なのでそのプールはちょっとライトなブラック色。そのプールに差し込む太陽光は波にゆらゆらと漂い揺れてとても綺麗な世界ですね!

湖で泳いでいる様な淡白なプールですねそしてシュノーケリングセットを装着してその世界へ飛び込みます(梯子が付いているので楽ちん)。外の海とつながっているのでもちろん海水なのですが、岩肌でろ過されてよりピュアになった水の様でもあるし(あまりしょっぱくないんです!)、ヒンヤリとしているからかもしれませんが、湖で泳いでいるかのような淡白さのある不思議な水でもあります。底を覗いてみると澄んでいるので5mくらいの深さのプールですよ。

プールへダイブして楽しんでいます!先客の皆さんは岩肌を登って(10mくらい頑張って登って)、プールにジャンプして楽しんでます。面白そー!若ければ自分もっ。て思ったけど、きっとツルツルの切り立った岩肌を登れず、途中でこけて怪我でもしたら皆さんに迷惑がかかると思って見学に徹します・・・。トホホです。

トンネルを潜って暗黒の狭い空間へ

海底のトンネルを潜って真っ暗な別の世界へサッいよいよブルーラグーンケーブのメインイベントの1つにチャレンジです。人1人がやっと潜れるくらいの洞窟の小さなトンネルをググーーーと潜ってもう1つ別の世界へ。というイベント。潜るだけなら何てこと無いのですが、そこは陽射しが差し込まない真っ暗な世界。ガイドさんが先にその奥の世界で水中ライトを持って照らして待っています。光の差し込まない洞窟の中をそのライトを頼りに潜っていく怖わ楽しそうーなチャレンジです。

潜るのは1mもないですが先が見えないのは怖い!一人ずつ順番にその小さな穴の前に列をなして並びます。ガイドさんはone two three と声をかけてくれるのですが、簡単にハイ潜ります。という訳にはいきませんよね。女性はちょっと待ってちょっと待って・・・となかなかハイというタイミングが取れないで苦戦中です。良くわかります。時間をたっぷりとって!

そのググーーーと潜るのは1mも無い様なのですが、先が見えないというのは怖いものです。その女性も何とかチャレンジして奥の世界へ到達したようで、僕も直ぐに後に続きます。 ただー!ライトなんかどこにもなくてほんと真っ暗な世界でびっくり。ここで迷ったらアウトだ!と楽しさなんて吹っ飛んでしまって一気に怖くなってしまいます。ガイドさん先に入った人と一緒にどんどん奥へ進んでしまっている様。

声の聞こえる方へ手探りで進んで・・・何てこと・・・。ほんと30㎝先が見えないんですよ。怖いので戻ろうかと思ったけど後ろも戻れないし・・・。かろうじてもう1人のガイドさんの声が聞こえたのでそちらへ手探りで進んでいくと体に触れることが出来たので、離れないように離れないように。でも何度も離れかけそうになってほんと怖かった~。

さっき湖のような・・・って感じた穏やかなケーブが、一転深海の暗黒の世界に変わってしまって!もー勘弁してくれ~って感じ。やっと洞窟最深部に到着して先に進んだ方と合流が出来てほっとしたのですが、きっと1分も経っていない真っ暗な世界にとってもとっても長く感じでしまって、疲労感がどっと。

フィジーで「ブラ」は最強!

満面の笑顔「ブラ!」でお出迎えに、「も~」って許せちゃいます最深部でガイドさんが皆の前でブルーケーブのストーリーを話をしてくれていたのですが、怖かったことでまったく集中できず何言ってるのか分からず終い。話が終わるとみんなで「ブラー」とケーブ内で叫んでその反響を楽しむことが出来たのが唯一の救いかな。

そしてまた同じ道を帰るのか・・・と思うとまた同じ恐怖心が全身によぎってしまいます。今度は離れずにみんなと一緒に行こう。復路は遠くに入り口の外の世界の光が差し込んでいるのでちょっと安心ですが、多人数ではちょっと難しいツアーですね。1人1つずつ水中ライトを用意してくれればよいのに!ってホント思います。

ほぁ~っと外の世界に戻れたことで言葉になっていない安心の吐息。ガイドさんは僕がこんなに怖い思いをしたなんて露にも感じずに、満面の笑顔で「ブラ!」でお出迎え・・・。その笑顔にフィジーではなぜか許せてしまいます。

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