ポナペ島
ナイトフィッシング②

最高に贅沢「ミルキーウエイ(天の川)」

見上げると満天の星がポナペの空一面に散らばっています辺りはいつの間にか真っ暗になっています。ふと空を見上げると星空が広がっています。星空が綺麗だな~なんて見ていると、船のライトを消すともっと綺麗だから。と全て真っ暗にしてくれます。消したとたんウア~凄い。ビックリしてしまいます。満天の星空です。キラキラ光る様々の星がポナペの空一面に散らばってます。

薄い雲が掛かっているのでちょっと邪魔だなと最初見ていたのですが、あれは天の川ですよ。と教えてくれると、更にスゲ~と唸ってしまいます。良~く見るとそれは雲ではないのが判ります。子供の頃に七夕の日に歌ったキラキラ星ヨ・・・の世界です。実際天の川なんて子供の頃に田舎で見た記憶がある程度でもうほとんど忘れていたものです。川の様に曲がりくねったクネクネした星の帯が本当に伸びています。これは最高です。ほんと美しい!釣りなどしたくなくなる程のきらびやかさです。首が痛くなるほどしばらくズッ~と星を眺めてます。

東京の夜空を見上げて同じ空なのか!って思ってしまいますねただ、南の島は天候が変りやすくて、少し経つと今度は本当の雲がやって来て美しい銀幕の世界に幕を閉じてしまいます。天の川がほんの僅かの時間だったけれども挨拶をしに来てくれた様で、とっても嬉しく思います。

一方、東京に戻って夜に空を見上げて見ると、これが同じ空なのか。と思えるほどの違いを感じます。見上げれば、便利なはずの街灯は夜の暗さを台無しにしています。高層ビルは空への視界を遮るので、その1つで自分は仕事をしているにも関らず邪魔な存在になっています。そんな中でもやっと見つける事が出来る星を見ても何の感動も起きないです。ほんと寂しく思えてなりません。便利さと引き換えに自然から得られる無限の感動をどこかに追いやってしまったと感じます。

大自然の畏敬の念を感じます

南の島の自然は時に恐ろしく人間のちっぽけさを感じますしばらくすると海面がざわついています。あっという間に天候が変ってきた様で風が沖の方から陸に向かって吹き付けてきます。先ほどまで天空の星空をゆったりと眺めていたのに今は星1つ見えなくなっています。遠くの沖では稲妻がピカッと勢いよく光っているのも見えます。こうなると今度はこんな小さな船で太平洋のど真ん中にいる事が急に不安に思えてきます。

それまでは何も感じなかったのですが、辺りが本当に真っ暗になっているのも気になりだして更に不安を駆り立てます。もう釣りどころではなくなってしまいます。ただ、他の方達は慣れているんでしょう。一向にお構いなしで釣りをエンジョイしていて、バンバン釣り上げています。南の島の自然は時に優しく見えることもあるし、真の自然さゆえにちっぽけな人間など呑みこんでしまう程の大きさというか畏敬の念を感じさせます。

小魚達の群れにボートが取り囲まれ!

集魚ライトに集まる小魚がいつのまにかボートが飲み込まれるくらいの大群に!明かりを燈した集魚用の水中ライトがだんだんと功を奏して来ているようです。小魚が集まり始めています。その小魚を追ってその下には少し大きな魚達も勢いよく泳いでいるのも見えます。船の上でもアジが入れ食い状態で釣れ始めています。中にはカスミアジの大物も上がってます。面白くなってきました。こちらも遅くばせながら皆に追いついてきた感じです。

あまりに釣れ過ぎるのでちょっと飽きてきたかな~(今思えばなんて贅沢なんだろうと感じてます。)と何気なく水中ライトの方へ目をやると、小魚達の群れ群れ群れです。船が取り囲まれています。これはもの凄い数です。ほんとビックリ!!手ですくえると思えるほどのお魚君たちいっぱいです。釣りよりもこちらの群を見ているほうが動きがあって面白い。まるで水中へスポットライトが照らされていてそこをポナペの小魚君たちがキラキラと魚体を光らせてダンスを踊っているようです。せっかく楽しませてくれているのに網があったら一気にすくえるのにな~、なんていやらしい事も考えてしまいます。ゴメンナサイ。ポナペのお魚君たち。

ナイトフィッシングはポナペ島で是非お奨めしたいツアーナイトフィッシングというと釣り三昧かと思っておりましたが、サンセットあり、満天の天の川あり、小魚の乱舞ありと見所満点です。釣りにあまり興味が無い方でもいろんな面でお楽しみ頂けます。ポナペ一押しツアーの1つで是非是非お薦め致します!

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