タンナ島
カスタムヴィレッジ①

バヌアツ民の昔の生活様式に触れる

カスタムビレッジツアーを楽しもうバヌアツの民族の昔の生活様式を知ることが出来るカスタムヴィレッジツアーへ訪れます。 村へ訪れると顔に黒い炭でペインティングした民族衣装をまとった男性達がいきなり現れます。敵対視した表情で外からの侵入者を威嚇しているんでしょう(写真参照ください)。その男性の民族衣装はハイビスカスの葉で綺麗に織られていてかっこよく見えます。頭には鳥の大きな羽根を付けていて、手には攻撃用に棒の様なものを持っています。

ほら貝を吹いて村のチーフから村への立ち入りを許可されると、その威嚇してきた男性たちは去っていきます。ヴィレッジツアーなので今の威嚇もパフォーマンスの1つなのですが、ちょっとびっくり&面白い演出のスタートです。

チーフの鶴の一声で全てが決まります

部族のチーフ(酋長)の言葉は絶対!彼らはフツナというバヌアツの離島からやって来た人たちで(おおよそ1家族 10~15名くらいの人数だそうです)、部族単位で絶対の権力と影響力を持つチーフ(酋長)の一言でこのタンナ島にやって来たとの事。バヌアツではチーフは絶対で逆らう事は出来ないそうです。例えば、彼(彼女)を養子にしなさい。と言われればその通りに行動するし、極端な例ですが 彼を殺せと言われれば殺してしまう事も。絶対君主で神聖だったんでしょう。

今ではそのような極端なことは無いですが、その名残は現在にも続いていろいろな決め事からもめ事の解決までチーフからの鶴の一声があるようですヨ。世襲なのか・一夫多妻なのか・亡くなった時はどのような埋葬をしていたのか・普段の生活はどのような暮らしなのか・・・etcとチーフに関して次から次へと知りたい!が頭に浮かんでくるのですが、たくさん他にもバヌアツの文化を紹介して頂けるようなので、ちょっと我慢して次のステージへ。

「出産の家」なんていうのあります

1つは出産時に籠る家・もう1つは台風時のシェルター用の家先ずは彼らの住居の紹介から。パンダナスの葉で編んだとても背の低い2つの家があります。一度編むと3年くらいはその家はもつとのことで、1つは女性の出産時に籠る家で、男性は入れない決まりがあるようです。もう1つも同じように背が低いのですが、もう二回りくらい大きいサイズで、台風時のシェルター用として利用される家との事です。

出産の家の床にはフカフカになるようにバナナの葉が敷き詰められています出産の家の中を見てみると4畳半くらいの大きさで床にはフカフカになるくらいのたくさんのバナナの葉が敷き詰められています。女性は出産の3~4日くらい前からこの家に籠って新しい命の誕生の準備をするんだそうです。産婦人科があるわけでもないので、きっと産婆さんの様な方がいらっしゃって出産の手助けをするんでしょうね。フカフカの床のじゅうたんを見て、赤ちゃんの誕生には昔も今も変わらぬ優しい愛情があるんだな・・・と感じます。

「シャルター用の家」もあります

台風用のシェルターは背が低い家の構造シェルター用の家は家族や村人が避難してくるところなので中は広く奥行きもあります。背の低い家にしているのは、台風の影響を最小限にする為との案内を受けるのですが、とても簡素な造りなので低く建ててもひとたまりもないのではないかな…と思ってしまう程です。日本ですと台風などで家にダメージがあったり、断水・電気がこないなどあった際には、業者さんが来るまで何もできませんよね・・・。

一方この家は簡素できっと直ぐにダメージを受けて住めなくなってしまっても、1から全て彼らが造っているものなので台風一過の翌日には直ぐに修復が出来て通常の生活に戻れてしまうと思います。我々の豊かさの中にはきっと何か本質の分で失ってしまっているものがあるんでしょう。考えさせられてしまいます。

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