LUX* サウスアリ
レポート②

モルディブの香り
クッキングクラスの申し込み

モルディブ食文化”クッキングクラス”ランチの時間に行われるクッキングクラスで場所はラックスサウスアリアトールの島内にあるハーブガーデン(野外)にて。時間はクッキングとランチを食べる時間も含め おおよそ2時間くらい。モルディブの食に興味を持っているのでわくわくしてハーブガーデンへ向かいます。

30種類近くの食材がテーブルに所狭しと陳列緑に囲まれたハーブガーデンに到着すると既にたくさんの食材が、氷が敷かれたテーブルに所狭しと埋め尽くされています。それらは小さな白の器に食材毎に綺麗に陳列されていて、オニオン / カレーの葉 / レモンの葉 / ニンニク / ショウガ / モルディブのチリ(とっても辛い) / バナナの花(サラダで食べます) / バナナの花ビラの器(タケノコの皮を剥いた時のように丸くなるので、それを上手く器として利用します)。

ココナッツを荒く削った実(モルディブ料理の基本の様で、ほとんど全ての料理に用いられるんですよ。そしてお料理の味をマイルドにしてくれる欠かせない食材) / Gheeという溶かしバター(体に良いそうで、帰国後にわかったのですが高級油です) / マグロのぶつ切り / お米(ボイル済みのもの) / チャパティの団子(棒で餃子の皮のように丸く引き伸ばしていきます)など等 & 香辛料などの器も含めると全部で30種類近くの器が並んでいます。

モルディブ人シェフHaneef(ハニーフ)さん白色のクッキングクラス用Luxのプリントの入ったエプロンと縦長の筒状の帽子も用意されていて、身にまとうと気持ちも引き締まってクッキングモードに!先生を務めて頂けるのはラックスサウスアリアトールでは唯一のモルディブ人シェフだそうで、Haneef(ハニーフ)さん男性。とても優しく穏やかなシェフで、親しみやすくもあるので楽しく一緒に過ごせそう。

他に生徒はいないようで僕たち夫婦のみのプライベートクッキングになります。お申し込みされるはカップルやご家族連れになることがほとんどなので必然的にプライベートになるようですよ。日本からのお客様はあまり(=ほとんど)お申し込みが無いとの事。・・・きっとクッキングクラスというツアーがあること自体を皆さん知らないんだと思います。残念ですね!モルディブでの思い出の1つにきっとなるのになぁ

料理は全部で7品目となります

モルディブ料理の基本"Garudhiya(ガルディア)"まずはモルディブ料理の興味を持つきっかけとなったGarudhiya(ガルディア)から。日本でいうスープ(お味噌汁?)のような一品です。手際のよいハニーフさんの指示でお水をボイルした鍋の中に、新鮮な一口サイズの生のマグロをたくさん入れます(パクリと口に行きたいところですが・・・)。これが良い出汁にもなって日本人好みの味になるんですよ!

その他にガルディアスープの味の素になる カレーの葉 / オニオンスライス / Dryチリ / ニンニク を目分量でどさっと鍋に入れていきます。味付けは塩と胡椒だけ。途中アク取りを行っていくと、すべてがミックスされた透明感のある澄んだスープに。そして最後にレモンを手でギュ~と鍋の中に絞ると酸味が加わって美味しいガルディアに!器の盛り付け時に揚げオニオンと揚げたカレーの葉を添えて完成です。なんと簡単な料理。

バナナの花のサラダ2品目は奥さんがサラダを作っています。 バナナの花。日常の生活の中で日本ではあまり見ませんが、お花の雌しべのようなところを食材として用います。その形は薔薇の花が咲く前のつぼみの状態がありますよね。あんな感じのつぼみがバナナの木にぶら下がっているイメージ。

大きさはその薔薇のつぼみの何倍も大きなもので(長さでは25㎝くらい)、濃い赤と紫が混じったような色をしています。そのバナナの花の部分を細くスライスしたものがサラダのメインとなります。色は白く触感は柔らかいタケノコの様。結構美味しいですよ。

癖になるココナッツ!その他に スライスのオニオン/カレーの葉/チリ を臼のようなボウルの中にひとまとめに入れて、棒で叩きミックスしていきます。それらをミックス後にバナナの花のスライスと一緒にして手で混ぜ合わせていきます。味の決め手は新鮮な粗く削ったココナッツを入れることの様で、サラダの味がマイルドになりますよ。

日本では普段食べないココナッツなのですが癖になる味でとても好きになります。ガルディアと同様に塩とレモンジュースで味を調えます。こじゃれたドレッシングなんて要りませんね!出来上がったモルディブのサラダ(Boshi mashuniといいます)をバナナの1枚の花ビラの部分をサラダのお皿代わりにして盛り付けます。シンプルでたったこれだけなんですがとってもヘルシーで美味しく頂けます。

シンプルな料理3品目も奥さん! チャーハンのようなもので Hanaakiru Baiという料理です。バースマティライス(細長いお米)をGhee(油 とても香りが良いです!)を使ってフライパンで炒めます。香辛料にクミン/カレーの葉/オニオンそしてターメリックを加え 最後に塩と胡椒で味付け。こちらも器の盛り付け時に揚げオニオンと揚げカレーの葉を添えて完成です。なんとこちらもシンプル イズ ベストでとても簡単!

とってもヘルシーなモルディブ料理後でわかったのですが、今回のクッキングクラスで油を使ったのは唯一この1品のみで、それもごく少量です。モルディブ料理はフレッシュなココナッツをふんだんに用いているし、とてもヘルシーで身体に良い料理であることが分かります。皆さんあまり太った人は見かけませんね・・・。

4品目 モルディブのチャパティ

ココナッツ生地のモルディブ餃子ココナッツをメインにして練られたパンのようなもの?!かな・・・。 既にこのココナッツで作られた生地までは、クッキングクラス用に準備されていて、その生地をこん棒で丸く広げ伸ばしていく作業になります。餃子の皮を作っている様ですよ!ハニーフさんも「餃子」という僕らの会話が耳に入ったのか、「YES。餃子!」 と相槌を打ってくれます。楽しくクッキングは進んでいきます。

あとはこの広げた生地を焼くだけなのですが、やはり油などは敷かずに焼くんですね。パン好きな僕はそのままで、あるいはサラダを巻いたり、あるいは魚を包んだりして美味しく頂きます。生地が軽いのでいくらでも食べれてしまいます。

お魚の蒸し焼き料理その他 5品目は バナナの葉に包まれたお魚(新鮮な白身の魚)の蒸し料理で、こちらも既にクッキングクラス用に準備がされていて、焼くだけの作業なのですが(炭火です!)、中に包み込まれているものはココナッツをメインにしたペースト状の香辛料で、まんべんなく白身魚に塗り込んであります。

日本でいう 魚の粕漬けをアルミホイルで焼くお料理のイメージです。バナナの葉で包んでいるので焼き加減など分からないのですが、表面の葉が焦げてくるくらいがちょうどよいとアドバイスをもらいます。

葉っぱを開けた時に広がるマイルドな香りがとても良く、ふっくらと柔らかく蒸されていて美味しいですよ!日本のランチ定食では固くなった魚料理ばかりなのでとても美味しく頂けます。日本でランチのお魚はちょっと食べれなくなってしまいそうなくらい美味しい!

モルディブのデザート6.7品目はフルーツのデザートになります。ココナッツミルクをふんだんに使ったプディングは、ココナッツの自然の甘さが気に入ってとても美味しく頂けます。

2人で「美味しーい」の連呼

ホテル料理よりも美味しい!出来上がった全7品はクラスの横に併設しているガゼボになっているランチテーブルで食べることが出来ます。いずれも簡単で手の込んでいないような品々ばかりなのですが、Luxホテルの高級レストランで食べるお食事よりも実は美味しく感じてしまいます。奥さんも同感の様・・・。一口食べるごとに2人で「美味しーい」「美味し~い」の連呼で笑顔になります。1品1品を楽しく食べれますね。シンプルなのですがフレッシュ&ヘルシー感もあるからでしょう。

リゾートの新しい楽しみ方ですね!ビーチリゾートでは海でのシュノーケリングやマッサージ等で過ごすことがこれまでだったのですが、食という面からもモルディブを楽しむ新しい発見を今回しました。自分たちで体験できるという事が良いんでしょうね! お値段 : 諸税込みで 大よそ @¥10,000/お1人様くらい。なのですが、この額をお支払いするだけの価値は十分過ぎる位に大満足のクッキングクラスです。リゾートでの新たな楽しみと出会えました! ハニーフさん有難う。

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